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州議当選の西本エリオ氏=日系社会の支援に感謝

ニッケイ新聞 2010年11月20日付け

 統一選でサンパウロ州議に当選した西本エリオ氏(PSDB、47、三世)が16日ニッケイ新聞を訪れ、コロニアの支援に感謝を表した。
 父母は広島、熊本県人二世。プ・プルデンテ出身の西本氏はサンジョゼ・ドス・カンポス市議を4期務め、06年州議選に出馬。09年1月に繰り上げ当選を果たし、各地の日系団体・イベント等の支援に尽力。今回は1万5千票以上伸ばす7万8千906票を獲得し当選を決めた。
 「新たに4年間の機会を与えてくれた日系社会の支援に感謝します」と話す西本氏。来年1月からの任期では、現任期中から取組むIPVA(車両税)など税制問題ほか、州内で電気自動車、ハイブリッド車に税制上の優遇を与えることなども検討したいという。議会国際委員会に所属していたことから日伯関係にも意欲を見せ、さらに帰伯ブラジル人子弟の最適応についても重要な問題との見方を示した。
 日系団体に対してもこれまで通り支援を続けると発言。来年7月に開かれる全伯太鼓選手権は故郷のプルデンテで開催される予定で、現在受け入れ準備を進めているという。また日本文化への州民の評価が高いことを挙げ、文化紹介を民族融和につなげたいとも語った。他の日系議員についても「友好的な良い関係を保っていきたい」と話した。