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ニッケイ新聞 2010年11月20日付け

 「普段見向きもしないものが生き返ったようだ」と目を細めるのは沖縄県人会サ・アンドレ支部の山城勇名誉支部長。展示会にはサンゴの指輪、石臼、書籍などを提供した。それぞれの家で、箱に詰めて捨てる準備をしていたもの、棚の置くから引っ張り出してきたもの達が日の目の舞台に上がった展示会。関連記事でも紹介した母からの手紙を初め、ほこりが払われた品々が当時の息吹を感じさせるものだった。
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 21日に開かれる「鳥取ファミリー親睦会」。ダンスや郷土芸能、日本文化など多くの文化講座を開講する同県人会では、会員以外で会館に出入りする人も多い。そうした縁の人たちが親睦を深める場として始まり、鳥取交流センター建設以来15年間毎年行なわれているという。県系人の親睦に加え、地域の文化センター的な役割も果たしている同会らしい催しだ。
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 アメリカに忠誠を尽くすためヨーロッパ戦線で戦った442部隊のドキュメンタリー日米合作映画『442日系部隊~アメリカ史上最強の陸軍』(すずきじゅんいち監督、97分)が現在日本で公開されている。イタリア戦線で 右腕を失った現上院議員ダニエル・イノウエ氏も登場する。ブラジルで見る機会があればいいのだが。