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パラー=厚生ホームバザーに2600人=北伯相撲選手権も大好評

ニッケイ新聞 2010年11月26日付け

 【パラー州ベレン発】アマゾニア日伯援護協会(生田勇治会長)主催の第15回厚生ホームバザーが7日午前9時半からアナニンデウア郡にある援協厚生ホームで開催された。当日はパラー相撲連盟(二ツ森一次会長)による第41回北伯相撲選手権大会も同ホーム内の特設土俵で実施され、約2600人が訪れた。
 在ベレン総領事館の小島康蔵領事、吉田仁副領事、パラー老人クラブの五十嵐光也会長らも訪れ、バザーと相撲大会の同時開催とあって会場は満員で最高の盛り上がりとなった。
 厚生ホームバザーでは、入居者と職員による合唱、サンタイザベル・サントアントニオ日語学校生徒のYOSAKOIソーラン、フラメンコ愛好会のフラメンコ、グループ「鼓どん」の和太鼓、民謡クラブの日本舞踊、ベレン日系協会の新世界のYOSAKOIソーラン、友情カラオケ会、バンダ・サヨナラショーとプログラムは盛り沢山。恒例の抽選では新車Fiat Unoを一等賞品にして資金カンパを行なった。
 飲食店の部では、厚生ホーム、アマゾニア日伯婦人会、サンタイザベル婦人会、難波スエリー、生長の家婦人部、ニッポブラス岸本、中山すなお、瀬古商会、牧野あきこ、チア・ドシニョ、ありがとう寿司、島川けんの12件が協力。花卉・手芸品・工芸品の部では、つきせつこエリアニ、荒川テレザ、小坂田花卉店、厚生ホーム、松井としえ、遊園地・チア・ドシニョ、一色徹の7件の協力を得た。
 午前10時から行なわれた相撲大会には、アナニンデウア、サンタイザベル、カスタニャール、トメアスーの4団体から70人が出場。団体戦の男女ミリン、インファンチル、ジュヴェニル、一般青年。個人戦は男女ミニ・ミリン、ミリン、インファンチル、ジュヴェニル、一般青年の部が行われ成功裏に終了した。
 アマゾニア日伯援護協会では、慈善団体令12101号が発令され、医療と福祉において厳しい義務が敷かれている現状を踏まえて、独自に生き残れる可能性を模索、5月16日の臨時総会において福祉厚生ホームを援護協会から独立分離することが決議された。
 福祉法人創立準備委員会を設置して、定款の作成、その他必要な準備を進め、福祉法人創立について各地区を巡回して説明会を開く事になった。
 ブラジル国内で日系団体の統合化を出来る限り早急に実現し、組織の拡大、強化をしなければ、ブラジル社会で生き残る道が閉ざされる可能性が大であると結論づけた。(下小薗昭仁パラー州通信員)
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 北伯相撲選手権大会の各カテゴリ優勝者は次の通り。男子個人無差別級=プリニオ・モウラ(サンタイザベル)、女子個人無差別級=カーチア・サントス(トメアスー)、女子個人軽量級タチアネ・レオン(アナニンデウア)、【男子団体】一般=トメアスーA、ジュベニル=トメアスーA、インファンチル=トメアスーA、ミリン=アナニンデウアチーム。(女子の部は個人戦のみ)(敬称略)