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Dクラスの大学生急増=在籍者数はAクラスの倍

ニッケイ新聞 2010年11月30日付け

 ダッタ・ポプラール研究所が全国家庭サンプル調査(Pnad)に基づいて実施した分析によると、2009年のDクラスの大学生は2002年の18万人の約5倍にあたる88万7400人になったと29日付エスタード紙が報じた。
 Dクラス学生の割合は02年の5%から15・3%に増え、Aクラス学生の倍以上。02年は88万5600人で24・6%だったAクラス学生は、42万3400人、7・3%に減少した。
 学生数そのものは、02年が360万人で、09年が580万人。公立校生の割合は、02年の27・4%が09年は22・4%に減り、私立校生がより増えている。
 A、Dクラス同様の動向は、B、Cクラスでも見られ、Bクラス学生は29・6%から19%に減少。Cクラスの学生は40・3%から57・1%に増加しており、CDクラスの学生合計も、45・3%から72・4%に増えている。
 27日付エスタード紙には、20年前は金持ち専用だった携帯電話も、現在のABクラスの所有者は17・5%のみで、Cクラスが54・9%、DEクラスも27・6%を占めるとの記事。C~Eクラスの利用者はコントロールし易い前払い形式が86・7%と圧倒的に多いが、ABクラスのみだった後払い形式の利用者も、C~Eクラスが59・7%に達し、所得向上に伴う消費形態の変化が伺われる。
 その意味で、CDクラスの学生増加は、高校教育の浸透や、国や私立大学の奨学金制度普及を反映すると共に、所得向上に伴い新車購入や携帯電話購入に走った低所得者層が、教育投資を行い始めた証拠といえそうだ。

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