ニッケイ新聞 2010年12月1日付け
リオの高橋好之さんといえば、東京でサンバチームを結成するなど、ブラジル好きが高じて60歳を過ぎてから〃サンバ移民〃した人物として日本のテレビでも紹介された有名人。今回のファベーラ進攻が来年のリオのカーニバル(3月初め)に影響を与えるのではと質問すると、「ボクも最初そんな心配してたけど、ここの人たちはこういうことに関係なく、どっかからお金をもってきて盛大にやるよ」とのこと。リオのサンバチームと麻薬マフィアとの関係は昔から噂されているが、さっそく新しいパトロンに乗りかえてる?
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海を渡ったお守りがつなぐ日本との絆―。中国新聞によれば先日、ハワイ在住の三世の女性が送ってもらったお守りのお礼のため、山口県周防大島町の帯石観音を訪れた。女性の祖母は熊本県からの移住者。事あるごとに帯石観音に相談の手紙を送り、前住職からはお守りが送られていたという。祖母が20年前に死去して音信は途絶えていたが、08年に亡くなった母親の看病で疲れた女性が帯石観音のことを思い出し、手紙を書いたことで現住職と交流が再開。長男と訪れた女性は、「私にとっての巡礼の旅。祖母を連れて来たかった」と涙ぐんだそうだ。祖母と帯石観音とのつながりは分からないそうだが、不思議な縁というべきか。