ニッケイ新聞 2010年12月2日付け
「NHKへの疑問、不満を聞かせて欲しい」
NHK国際放送局編成広報部の大和久毅さん(36、千葉)が受信者の生の声を聞くため、現在来伯している。
大和久さんは、NHKの海外向け放送(World premium)の番組編成に携わっており、今回の聞き取り調査での要望を、来年4月からの番組構成に反映させる考え。NHK本社からのブラジル調査は初めてだという。
NHKが出資する会社が地元の要望や民放番組をあわせて放送する北米、欧州とは違い、ブラジル放送は、アジアなどと同じプログラムになっている。
「時差の影響で見にくくなる番組があるのは確か。時間的な調整は可能。その他、番組やNHKに関するご質問にもお答えしたい。ブラジルの方によりよく楽しんでもらえる番組構成を目指したい」と意気込む。
すでに、県人会など約15団体への調査を始めており、6日にはサンパウロ市リベルダーデ区の東洋会館(Av. Liberdade, 365)で3回(午前10時、午後1時半、3時半)にわたり、アンケートを兼ねた一般説明会を行なう。
大和久さんは、「多くのご不満があることは承知している。この時間以外でも午後5時まではいるので声を寄せてほしい」と広く呼びかけている。