ニッケイ新聞 2010年12月3日付け
編集部に一本の電話。「文協は地方会員を何だと思っているのか」。
要約すると―17日にある文協創立55周年式典の招待状が来た。参加費150レアル。高いが行けないことはない。しかし、交通費のかからないサンパウロ市在住者と同様に考えてもらっては困る―。
値段に対するレクラマではない。つまり心遣いが足りないと、この声の主は言っている。
式典運営側にぶつけてみると、「全伯2600会員を招待している。地域別に参加費を変えるわけにはいかない」とした上で、現在、地方出席予定者に連絡し、同日昼に文協主催で開く昼食会に誘っているという。
様々な声を聞くのが狙いだが、それなら最初からその旨連絡しても良かったのでは。
実際、地方巡業事業も実施しているだけにもったいない。もう少しばかりの配慮が参加者を増やすのではないか。(剛)