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iPodや携帯で菌媒介=機械の利用、手入れに注意
ニッケイ新聞 2010年12月8日付け
iPodやiPad、iPhone、その他の携帯電話など、画面に直接触れて操作を行う精密機械の取り扱いにより、病原菌に感染し発病するケースが増えている。4日付フォーリャ紙はその危険を警告、衛生面を考慮した取り扱いを促している。
不清潔な手で扱ったりして機械を不衛生な状態に放っておくと、複数の人の手が触れるような画面のある精密機械では、風邪の菌などに感染する可能性があるという。こういった感染により、突然の下痢や嘔吐が引き起されることもある。英国の雑誌が携帯電話30機種を対象に行った調査では、7機に高い感染の恐れが出たと報告された。
こういった報告を受け、製造者側も感染予防を呼びかけている。定期的に湿った布で画面を拭き清潔に保つこと、機械の取り扱い前後に手を洗う、他人との共用を避ける、菌繁殖に繋がる機体の損傷を防ぐために直射日光を避けることを挙げるほか、物を食べながらの機械の操作や湿気が多い場所での利用を控えるよう注意を促した。
すでにiPad、iPhonには殺菌、又は抗菌作用のあるシリコンやプラスチックでできた専用ケースの販売も行われている。