ニッケイ新聞 2010年12月10日付け
在クリチーバ総領事館は2日、同館公邸で天皇誕生日祝賀会を開催し、パラナ州、クリチーバ市の政府関係者、連邦議員、市議会議員や日系団体、進出企業代表など184人が出席し、盛大に開催された。
式には、セルジオ・クーリー伯外務省在パラナ州事務所長、谷口カシオ連邦下院議員、パラナ州政府から検察長官、内務管理長官、同州議会から西森ルイス議員、加藤テルオ議員、パラナ州高等裁判所から判事ら、クリチーバ市の国際関係長官兼儀典長、ルシアノ・ドゥッチ市長代理、マリオ・ヨシオ・トウクニ公共事業長官、パラナシティーとクリチバーノス両市の市長、同地総領事関係者らも訪れた。
開会後、大嶋祐一クリチーバ日伯文化援護協会副会長が日本国歌を、西森明美ブラジル歌謡協会会長がブラジル歌をそれぞれ独唱。
山口総領事があいさつに立ち、長年に亘る天皇皇后両陛下とブラジルとの関係について紹介し、兵庫県とパ州の姉妹交流活動、日伯協力関係の進展、同館による草の根資金協力の実施、日系進出企業の経済活動等について紹介。「パラナ州における日系社会とブラジル人社会との関係が円滑に進んでいるのは、日系人の勤勉・誠実およびブラジル人の暖かい寛大な心によるところが大である」と、10月からの在任期間での印象を述べた。
その後、嶋田巧パラナ日伯文化連合会会長の音頭で乾杯、夕食をしながら和やかな歓談となった。