ニッケイ新聞 2010年12月14日付け
日本国内のみならず、パリやロンドン、米国や中国でもリサイタルを開催し、エイズ研究予防財団への慈善公演等の活動を行う徳江陽子氏によるチャリティーピアノリサイタルが、5日クリチバ市の聖母マリアチャペルにて開催された。会場には160人以上が来場し多くの音楽愛好家、音楽学校学生等の姿も見られ、約2時間にわたりその演奏に酔いしれた。
第1部で、高い演奏技術を要するリストの超絶技巧「ラ・カンパネラ」やラベルの「水の戯れ」、ブラジル作曲家ヴィーラ・ロボスの曲などを演奏し、第2部では、ショパンの「別れの歌」や「英雄ポロネーズ」、「革命のエチュード」などを披露。
リサイタル終了時には、会場から拍手喝采が起こり、アンコールを呼びかける声も飛び交った。それに応えて徳江氏はさらに3曲を追加演奏。多くの来場者から「素晴らしかった!」「感動しました!」「また近くブラジルに来て欲しい」との声が聞こえ、リサイタルは盛況で幕を閉じた。