ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2010年12月16日付け

 アラブ首長国連邦で開催中の国際サッカー連盟主催クラブワールドカップ準決勝で、南米大陸代表のインテルナシオナルが、アフリカ大陸代表でコンゴのマゼンベに2対0での敗北を喫した。2006年大会で優勝したインテル2冠を信じて現地に飛んだ応援団にはそれこそ悪夢の敗北で、南米代表のいない決勝は初めてというから、選手にとっても赤面もの。せめて3位はものにして帰国して欲しいものだが…。
     ◎
 12日から南大河州ポルト・アレグレに住む娘や孫を訪問中の14日に63歳の誕生日を迎えたジウマ次期大統領は、朝10時頃、アパートの隣から響く〃パラベンス〃の歌声と自分の名前を呼ぶ声に気づき、学校を訪問。「女性のために他の人達が出来なかった事をやって!」と励ます職員からのカードを受取り、子供達を抱擁後、写真に納まった。15日にはブラジリアに戻り、組閣作業を継続。17日に残る閣僚発表の予定という。
     ◎
 15日開催の下院議会が、国会議員と正副大統領、閣僚の給与を来年2月から2万6700レアルに引上げる法案を承認した。4時半時点では上院での審議結果は出ていないが、上院でも原案通り承認となれば、議員給は61・8%、大統領給は133・9%の大幅調整。緊縮財政を理由に、警官などの給与見直しにストップがかかった後だというのに、大丈夫?