ニッケイ新聞 2010年12月16日付け
在伯埼玉県人会は10月30、31両日、母県の所沢航空記念公園で開催された「第31回所沢市民フェステイバル」で昨年に引きつづき少年サッカー教室開催とブラジルコーナーの出展を行った。入場者30万人と言われる同フェスタで、ブラジル県人会の存在をアピールする絶好の機会となった。
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初日のみの少年サッカー教室は、おりからの台風の接近でグランドから室内に場所を移しての開講になった。
コーチは元・日本選抜の岩本輝夫氏と元・エクアドルプロサッカーの中川賀之氏で、実演とトークをまじえ3時間にわたり熱心に指導。市内サッカークラブ推薦で参加した150人の小学5、6年生は、元プロ選手から直接てほどきを受け感激の様子だった。
飯島秀昭県人会会長は「2014年ワールドサッカーはブラジルで行われることになり、日本の一番遠い国ブラジルを知ってもらい、日本とブラジルの友好のかけ橋になってください」と激励した。参加した生徒の中には「もっと上手になってプロを目指したい」と話し、決意を胸にした子の姿も。
両日とも雨模様となったが多くの来場者が足を運んだブラジルコーナーでは、JICA海外移住資料館提供のブラジル移民史のパネル、観光パネル、ブラジル大使館支給のブラジル紹介パンフを配布。
また、ブラジル食としてパステル、シェラスコを販売、行列もできる盛況だった。
2日間にわたるイベントでは同会の地元賛助会員からも協力を受けながら、関係者たちは県民にブラジル県人会のことを知ってもらおうと精を出してブースを盛り上げていた。