ニッケイ新聞 2010年12月16日付け
「恥じらい」と「情熱」を併せ持つ究極のハーフ女性――との売り文句で、7日に在日日系人のAV(アダルトビデオ=ポルノ)女優、サラ(SARAH、19)のデビュー作が発売された。
父が日本人、母がブラジル人の二世。ブログも日本語で本人が書くほど堪能なので日本育ちだろう。でも公式サイトには日本人ファン向けの「1分で分かるポルトガル〃淫語〃講座」もあるから、母語もしっかり覚えている。それどころか第1回講座から得意の「恥じらい」を見せることもなく「おち○ち○」との紙を見せて、いきなり直球勝負!
昔は「明治の日本を見たければブラジルにいけ」といわれ、日本には絶滅した〃大和撫子〃がいると、ヤンバルクイナ扱いされたコロニアだが、デカセギブームのおかげで色々な意味で「日本並み」に。
母がポルトガル人の柚木ティナ(現・Rio)などAV界にポ語話者の先輩はすでにいたが、公式に「日系ブラジル人」を名乗るAV女優は初めてかもしれない。
今まで日系女性は人気ハーフモデルとして数々のファッション誌の表紙を飾ってきたが、いよいよAV界へ進出!? ある意味、日本人青年が最も親しみやすい日系人になるかも・・・。(深)
写真=発売されたDVDの表紙(公式サイトwww.sodc.co.jp/sarah/index.htmlより)