ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

アレモン地区に平和部隊=合意書に国防相と知事署名

ニッケイ新聞 2010年12月24日付け

 麻薬密売組織コマンド・ヴェルメーリョ(CV)が支配していたリオ市北部のアレモン、ペーニャ両地区に、軍の兵士と警察からなる平和部隊の駐留が始まった。
 11月28日のアレモン地区制圧直後からいわれていた平和部隊の駐留は、22日から始まっていたが、セルジオ・カブラウ知事とネルソン・ジョビン国防相が正式な合意書に署名したのは23日と同付G1サイトが伝えた。
 アレモン地区と隣接するペーニャ地区は共に、CVが勢力を誇っていた地域で、警察と軍による掃討作戦以降、兵士や警官が常駐しているものの統率のあり方などが明確にされていなかった。
 今回交わされた合意書によれば、全体の指揮系統は軍が掌握。現場での捜査活動などは警官が担当するという。
 ハイチなどで展開されている国連の平和部隊経験者などを軸に構成された部隊は、軍警からなる平和駐留部隊(UPP)設置までの治安維持が主な目的で、約7カ月の駐留となる見込みだ。
 国防相によれば、駐留兵からは30日毎に報告書が提出され、作戦内容などはその都度見直す。以前の軍駐留で生じた、警察が行うべき行為にも兵士が加わるといった問題を回避するための具体的な話し合いも行った上の平和部隊結成、駐留である事が確認された。
 ある学校の校長から、軍や警察が駐留を始めてからは、恐怖心を感じる事無く仕事に迎えるといわれて感激したカブラウ知事は、UPP設置までの間は、平和部隊の基地内に警察署も設置し、住民の必要に応えると発言したが、UPP設置の具体的な時期についての言及はなかったようだ。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button