ホーム | 特集 | 新年特集号 | 2011年新年号 | ■年頭のご挨拶=サンパウロ日伯援護協会 会長森口忠義イナシオ

■年頭のご挨拶=サンパウロ日伯援護協会 会長森口忠義イナシオ

特集 2010年新年号

ニッケイ新聞 2011年1月1日付け

 2011年の年頭に当たりまして、日系社会の皆様に謹んでご挨拶申し上げます。
 日系社会の皆様にはご健勝にて新年を迎えられたこととお慶び申し上げますとともに、旧年中は皆様から温かいご理解と多大なご支援を賜り、心より感謝申し上げます。特に、念願でありましたリベルダーデ地区に社会福祉団体として援協社会福祉センターを開設できましたこと大きな喜びであります。
 時代とともに福祉や医療を取り巻く環境は大きく変わってきており、日々の対応、積み重ねが大事だと考えます。
 当会は、13500名の会員を数え、職員1600名、公益団体として日伯友好病院、3つの診療所(福祉センター内、イタケーラ及びグアルーリョス市との連携による診療所)をはじめ、4つの養護老人ホーム(サントス厚生ホーム、カンポスさくらホーム、スザノイペランジャホーム、あけぼのホーム)、精神障害社会復帰センターやすらぎホーム、サンパウロ市と地域の児童及び高齢者に対する社会教育の活動をしている奄美事業所、さらに、自閉症児療育学級(青空学級—PIPA)の事業所を有する団体になり、今後もブラジル社会において福祉・医療の両面で評価されるとともに、日系社会に貢献していく所存でございます。
 改めて、援協創立時代の精神、いたわり、助け合いを思い返し、私どもは福祉と医療の両車輪で役職員が一体となり努力し、明るい、健やかな日系社会を造るために今後ともにご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 終わりにのぞみ、2011年が皆様にとりまして、幸せ多き良き年でありますよう祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。