ニッケイ新聞 2011年1月5日付け
河村衆議歓迎会の時、グアタパラ移住地から参加した斉藤長一さんは、衆議に「ぜひ日本の手で新幹線を作って欲しい。それでリオの五輪を見に行きたい」と〃直訴〃したと興奮気味に語っていた。河村衆議はベテランながらもまったく威圧感を感じさせず、終始和やかな雰囲気に包まれていた。帰り際、林大三郎顧問は、「山口から出るのは総理か文部大臣。吉田松陰以来の教育県としての伝統がある。河村先生も文部大臣をやった、まさにその通り」とうんうん頷きながら会館から歩いていった。
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4人の国会議員が来伯し、それぞれの出身県の県人会で夕食会が開かれた。最近では珍しい出来事だろう。急な来伯決定、しかも年越ししたばかりの平日の夜ということで人数は少なめだったようだが、これが週末だったらもっと多くの会員に声をかけられたのでは。各会の役員は、正月返上の準備でお疲れ様というところか。
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新年早々来年の話となるが、三重県人会は2012年に県人移住百周年を迎え、式典ほか、同年の日本祭りには、郷土物産展が企画されている。名物・夫婦岩のレプリカの展示、伝統品、地場産業製品などを紹介する意向だ。それには県の協力は欠かせない。その分、次期知事の擁立にも大きな力をもつ中井議員の歓迎に、役員らは神経を使っただろう。歓迎会は和やかに行なわれ、関係者も胸を撫で下ろした様子。