ニッケイ新聞 2011年1月7日付け
本日から6面で始まった「イビウナ庵便り」の著者は、商工会議所関係者には特に知られた中村勉さんだ。東大を卒業後、62年に三井物産に入社、90年に米国三井物産上級副社長、92年にはブラジル三井物産社長に。そこまでの輝かしい経歴を持ちながら、94年以降は聖南西イビウナに〃庵〃をかまえ在住している。本人いわく、紹介するなら「72歳、ブラジル在住通算31年、16年前からイビウナに妻と2人で田舎住いを楽しんでいる」だけで良い、と謙遜する。ぜひご一読を。
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ウルグアイ政府が12月27日、地上デジタルテレビの日本方式採用を決定した。同国は07年に欧州方式の採用を決めていたが、他の南米諸国で日本方式採用が相次いだことを受けて、昨年3月の新大統領就任以降、再検討が進められていたという。これでコロンビアとギアナ3国を除く南米大陸の全ての国で日本方式を採用したことになる。総務省ホームページによれば日本は今後も、他の中南米諸国や、南部アフリカ諸国へも採用を働きかけていくという。06年のブラジルの日本方式採用から始まった南米諸国への日伯方式普及。今後も日伯両国のさらなる共同作業に期待が高まる。