ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 日本王者を率いる監督=オズワルド異例の5年目

日本王者を率いる監督=オズワルド異例の5年目

ニッケイ新聞 2011年1月8日付け

 1日に東京の国立競技場で行われた第90回天皇杯全日本選手権決勝で、リオ出身のオズワルド・デ・オリヴェイラ監督率いる鹿島アントラーズが清水エスパルスを2対1で破り、3年ぶり4度目の優勝を果たした。
 現監督の鹿島就任は2007年で、就任初年にJリーグ優勝と天皇杯制覇の2冠、07〜09年にJリーグ史上初の3連覇など、数々の栄冠をもたらした。
 サッカー選手としての経歴は無く、大学卒業と同時にフィジカルコーチへの道を歩む。1999年(当時49歳)、母国の名門コリンチアンスで初監督を務め、同年、サンパウロ州選手権とブラジル選手権、翌年はFIFAクラブ世界選手権のタイトルをもたらした。
 12月28日付アゴーラ紙のインタビューで、「私は60歳だが、40代の肉体と20代の熱意を持っている。監督経験は11年間とまだ少ないし、これからもサッカーの世界で活躍したい。ブラジルでも、たくさんのクラブチームを指揮していきたい」と語ったオズワルド氏は、今年も鹿島で、監督としては異例の5年目の采配をふるう。