ニッケイ新聞 2011年1月12日付け
10日夜から11日未明に雷を伴う豪雨に襲われたサンパウロ州では、土砂崩れなどの被害が相次ぎ、10時過ぎのフォーリャ・オンラインが12時間の雨で13人死亡と報道。死者が出たのはサンジョゼ・ドス・カンポス5人、サンパウロ市4人、マウアー3人、モジ1人だが、サンパウロ市の1人はエンブーとの境界付近での土砂崩れ被害者で、どちらの町の住民か確認中だ。州内ではチエテなど六つの川が氾濫、どこが道路でどこが川か判らない光景が随所で見られ、11日朝の交通も相当混乱した。年末の調査で55%を記録したカサビサンパウロ市長の支持率は、水害が起こると下がる傾向あり。相次ぐ水害にバス焼き討ちなどの抗議行動も起きた今、調査をしたら何%?
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行き先はグレミオか、パルメイラスか、はたまたフラメンゴかと騒がれていたロナウジーニョ・ガウッショの受け入れ先がやっと決まった。11日未明にミランとの移籍契約にサインしたのはフラメンゴで、W杯開催の2014年まで同チームでプレー。相手を手玉に取るかの移籍交渉にはペレーらが苦言を呈しており、イメージ低下の悪影響もあったが、04、05年の最優秀選手の活躍のほどはいかに。
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サンパウロ市の25・デ・マルソで今売れている品は、学用品とラケット型の虫取り機。蚊やぶよに悩まされる海岸では虫除けと並ぶ必需品の一つとか。