ニッケイ新聞 2011年1月13日付け
サンパウロ市北部にあるフレゲジア・ド・オー橋で10日、一人の男性がつるはしでコンクリート壁の一部を壊して電線を盗む様子をグローボ局のカメラマンが撮影。歩行者や交通技術公社(CET)の車が近づくとそ知らぬふりをしてごまかしていたが、一仕事終えて立ち上がり、撮影に気づいた男性は、「確かに俺は電線ドロさ。撮りたければ続けて撮りな。俺が盗むのは電線だけで一家の長は盗まないからな。でも撮影料の20%は俺の分だから後で送れよ」との捨て台詞。映像は11日のテレビニュースやサイトで流れ、12日に同地域に居たところを警察が見つけ連行したという。 撮影料の支払いは?
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ルーラ前大統領の息子や孫に規定外の外交旅券(パスポート)が発給されていたとの報道後、観光旅行目的で家族用の外交旅券を請求していた国会議員が多数いるなど、一般庶民には首を傾げたくなる報道が連続。12日付フォーリャ紙によれば、同旅券受給の前大統領の孫は3人に増えているが、請求は前大統領からだったとか。外務省は旅券発給基準の見直しというが、庶民にも納得のいく基準の確定を。
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雨の被害が広がるリオ州で、知事の要請を受けた海軍が消防隊員や機材運搬にヘリコプターを提供する事に。イタイパヴァ川やサントアントニオ川などの氾濫も被害を大きくしているようだ。