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ニッケイ新聞 2011年1月15日付け

 フランスに事務所を構える新宿日本語学校の江副校長に聞いたのだが、昨年7月パリで行われた「第11回ジャパン・エキスポ」は、過去最高18万人が訪れる大盛況だったという。その数は県連の「日本祭り」と同等で、日系団体でなく、日本文化の熱狂的ファンであるフランス人たちの主催であるところが面白い。ブラジルしかり、日本文化は世界で客を呼ぶことを実感させる例だ。
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 リオ総領事館では13日付けで、関係者向けのメール速報や同館ホームページを通して「集中豪雨による洪水及び地滑りの発生に伴う注意喚起」を発した。その中で「山間部への移動は、地滑りが発生する危険が高いので避けてください」、「特に同山間部地域に滞在されている方は、災害に備えて懐中電灯・携帯用ラジオなどを手元に置いておくほか、飲料水・食料を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせるなどの安全対策を講じてください」などと呼びかけている。リオ市内の治安の悪さに辟易として山間部の自然環境豊かな処に移転した老夫妻もいたとか。前門のバンジード、後門の洪水?
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 82年にゲートボール協会として発足したGB連合。コートのない当時は、参加チームの多い大会は3カ所に分かれて予選を行い、残ったチームで決勝を行うなど不便だったそうだ。当初からコートが必要との声があったが、それに手をつけたのが今年勇退した本藤会長の時代。市から土地の貸与を受けたが、面積も狭く、水が流れ込む土地だったため草が生い茂った状態だったという。必要な面積を作るため、盛った土の高さは6メートル。トラック一台ごとにトラトールで踏み固めた土地は、10数年経った今も「当時のままで、下がっていない」と本藤さん。