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アングラ3の機材輸入=仏系銀行などが大型融資

ニッケイ新聞 2011年1月20日付け

 エレトロブラス(Eletrobras)とエレトロヌクレアル(Eletronuclear)が、リオ州内の原子力発電所アングラ3向け機材輸入資金の調達先にフランスの大手金融機関ソシエテ・ジェネラル(SG)を中心とするコンソーシアムを選んだと19日付フォーリャ紙が発表した。
 15億ユーロ(33億6千万レアル相当)に上る融資の返済期間は30年。コンソーシアムに参加するその他の金融機関は、BNP・パリバス、クレッジト・アグリコレ、サンタンデール、CNCの4社だ。
 提案は、財務省と企画省による審査と議会の承認を得る必要がある。アングラ3の建設費総額は104億レアルに達する見込みとなっている。
 INB(ブラジル核関連産業)は2016年からアングラ3用のウラン濃縮を開始する計画を立てている。そのためには、ウランの気体への転換(気化)などを国外で実施する必要がある。