ニッケイ新聞 2011年1月29日付け
ジウマ大統領の南米諸国訪問開始—。25日にルーラ前大統領と共に創立記念日を祝うサンパウロ市を訪問した大統領は、27日の南大河州でのホロコースト記念集会、28日の同州カンディオッタの火力発電所竣工式出席に続き、30日にはアルゼンチンのブエノスアイレスでキルチネル大統領と会談。同日モンテビデオで予定されていたウルグアイのムジカ大統領との夕食会は2月か3月に延期されたが、それまでにパラグアイのルーゴ大統領も訪問する予定とか。
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26日、コロンビア北東部のラ・プリシオザ炭鉱で起きた爆発事故は、27日夜4遺体が運び出され、死者合計は21人に。災害防止委員会のルイス・アフォンソ・ソロルザノ氏によると、遺体は炭鉱入口から4千メートル以上の所で見つかっており、炭鉱トンネル内に充満するメタンガスのせいで救助活動は困難を極めたという。救助活動は同日夜打ち切りとなったが、南米最大の石炭埋蔵量を誇る同国は、炭鉱事故の頻発地。現地の報道では、昨年6月に70人が死亡したほか、11月にも二つの炭鉱事故で計9人が犠牲となった。ラ・プリシオザ炭鉱では4年前にも31人が死亡する事故が起きている。
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30社200万人が服飾界で活躍するサンパウロ市でのファッション・ウイークが28日から始まった。イビラプエラでのショーは2月2日まで開催中。