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ブラデスコ=歴代3位の高利益記録=25%増で100億レ超す
ニッケイ新聞 2011年2月2日付け
クレジットの拡大に牽引され、昨年のブラデスコの純利益は前年比25%増の100億2千万レアルに達したと1日付エスタード紙が報じた。
企業の財務情報を専門的に扱うエコノマチカ社によると、この額はサンパウロ証券市場(ボヴェスパ)上場中の国内銀行としては、歴代第3位の高利益だ。
2010年のブラジルの高い経済成長(推定7・5〜8%)を背景に、ブラデスコの融資は個人向けが19・5%、企業向けが24・9%、全体では23%の増加となった。これにより、2009年には業界全体の20%だった同行のクレジット占有率は30%まで上がった。
ブラデスコ銀行のルイス・カルロス・トゥラブッコ・カッピ社長は、同行のクレジットのシェア増加は債務不履行減少の結果と説明。返済遅滞や貸し倒れが減ったことが、利益の増加につながったというのだ。
2010年の債務不履行は個人、企業を含めて3・6%で、2008年度に記録した最低記録の3・4%とほぼ同率。個人向け融資での債務不履行は5・5%。ミクロ、小、中企業向けでは3・4%、大企業向けでは0・4%だった。
ブラデスコはエスピリトサント銀行(BES)やブラジル銀行と提携し、アフリカでの業務開始を目指したプロジェクトを組んでいるが、トゥラブッコ社長は1月31日に「戦略に変更があった」と発言。詳細は明かされていないが、「調査は詳細かつ長期的なもので、終了予定はたっていない」と付け加えた。