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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2011年2月2日付け

 県人会の維持はたいへんだ。総会のシーズン、取材で訪れる各会で前年の会計報告を聞きながら、そんな事を考える。
 多くの会では会員も減少傾向。母県の補助金がなければ厳しいだろうな、と感じるところも。
 会館という資産はあっても、その維持、年間の活動のためどこでも知恵を絞る。食、芸能のイベントだけでなく、サロンの賃貸、中には各種の文化教室が大きな収入源になっている会もある。
 県連が新事務所の購入を決めた。周囲からは、事務所でなく〃センター〃こそ必要との声も聞こえるが、ようやく日本祭りで黒字を出せるようになったばかりだ。将来はともかく、今は足場を固める時だろう。
 県人会の中には、母県の在伯事務所としての方向性を模索する動きもある。会の形が変わる中、連合体としての県連は、これら様々な動向に今まで以上に目を向けるよう求められるのではないか。(ま)