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ニッケイ新聞 2011年2月9日付け

 5日に亡くなった作曲家の藤山節雄さんは、「Sou Japonesa」「オブリガーダ笠戸丸」2曲のほか、「根来恋歌」「こころひとつに」など井上祐見さんがブラジル・南米の各地で歌った多くの曲を手がけた。7日の通夜では用意した椅子が足りず、立ったままの人で会場が埋まったという。井上さんの南米公演の報告をいつも楽しみにしていたといい、関係者には「僕はブラジルまでなかなかいけないけど、僕が作った歌を祐見ちゃんが届けてくれるから一緒に移住地を回っているようなものだよ」と話していたそうだ。
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 新日本語能力試験の全伯受験者数3699人を地域別に見ると、サンパウロが2380人、ロンドリーナ421人、ベレン111人、リオ335人、ポルト・アレグレ116人、ブラジリア162人、サルバドール64人、マナウス110人で全体的に減少。一方で、N2、3の受験者はそれぞれ313人、779人で合計が1092人となり、09年の旧2級の受験者数772人を大きく上回るなど、旧3級から1段階上のレベルに挑戦する人は増えたとも見られる。1984年の開始当時に7千人だった全世界の受験者数は、日本を含め54の国・地域206都市で実施した09年には77万人に上っている。
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 リオデジャネイロのサンバチームで活躍する葛西叙江さん(通称ジョエさん)も田辺さんの応援に駆けつけ声援を送った。葛西さんは「日本人だから物珍しさで注目される部分はある、しかしここまで大きな大会だと日本人の優勝は本当に難しい」と語り、実際に同コンテスト関係者から事前に、「日本人は勝てないよ」との言葉を聞いたという。確かに優勝には届かなかったが、関係者の記憶に残るものになったのではないか。