ニッケイ新聞 2011年2月11日付け
南米ユースの決勝リーグ第4戦が終り、10日の時点でウルグアイがロンドン五輪行きの切符を手に入れた。ブラジルは2位につけており、最終戦の対ウルグアイ戦で引き分け以上の結果を出せばよい。負けた場合も、3位のアルゼンチンが最終戦の対コロンビア戦で少なくとも7点以上の差で勝たない限り、五輪切符を手にする事が出来る。ユースは主力ネイマールがベンチ入りの中でも好結果を出したが、9日にフランスとの親善試合を行った代表チームは、前半にレッドカードを受けた選手がおり、約1時間を10人対11人で戦う事に。結局は相手に1点を許して負け、ブラジルはフランスのお得意さんになったとの評価も。
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フランスといえば思い出されるのは、ブラジル空軍補強のための戦闘機購入問題。フランス製、アメリカ製、スイス製の3機種が候補に挙がり、空軍が各機を分析した報告書も提出したが、空軍の希望以上にフランスのサルコジ大統領との人脈を重視したルーラ前大統領はフランス機購入をほぼ決めていた。最終的には購入には至らないまま政権交代となり、戦闘機選択権を委譲されたジウマ大統領は、改めて空軍の報告書の見直し作業。結論は7月に出すというが、前大統領の顔を立ててフランス機を選ぶのか、空軍の希望する機種選択となるのか。経費削減の中での戦闘機購入には必然性の説明も必要だろう。