ニッケイ新聞 2011年2月15日付け
夏時間が20日で終了する。20日午前0時(19日深夜0時)に時計の針を1時間戻すのをお忘れなく。今年も、当日は多くの県人会が定期総会を予定しており、時計を直すのを忘れると1時間早く到着することになるのでご注意を。今年の夏時間は中西部、南西部、南部で実施。サンパウロ市でも午後8時過ぎまで明るい夜だったが、それもしばらくはお預けになりそう。政府の発表では約5%の電気使用量節約になったとか。
◎
恒例行事となった「南米唯一」と呼ばれるスザノ・イペランジャの「ダリア祭り」。主役のダリアを世話するのは同地在住の農業技師・武吉七郎さん(78、高知)だ。フェスタに合わせ一斉に満開にするために、まず球根を冷蔵庫で寝かせるという。その後20日ほどで発芽し、植付け3カ月で満開を迎える。第1回からその管理をボランティアで行う武吉さん他、多数の協力者の心で見事な花が咲き、今年も無事開催の日を迎えそうだ。
◎
前回の海外勤務では危険が伴うアフガニスタン、パキスタンなどの地域で取材活動を行った共同通信の遠藤リオ支局長。同地では着任早々、前任者との食事の最中5メートルの距離で爆弾が破裂し、負傷した事もあったという。そんな過酷な状況の中で1年以上勤務した。ブラジル経済について、名波さんは各地を飛び回る中、「最近サンパウロ発の外国行きの飛行機は常に満席」と赴任期間中にその発展を肌で感じたという。大イベントを控えた大事な時期であるブラジルの姿を多く日本に伝える活躍に期待したいところ。