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公立高校の数学教師=犯罪関係の出題で起訴
ニッケイ新聞 2011年2月22日付け
サンパウロ州海岸都市サントスの女子高校生の母親が、数学の教師が出した問題に驚き、警察に訴え出たと、19日付アゴーラ紙などが報じた。問題になったのはサントス公立高校の数学の教師で、麻薬密売や売春、車の盗難や殺人を課題にした問題を出したとして起訴されている。
問題集には、「200グラムのヘロインにどの位の量のチョークの粉を混ぜれば、麻薬密売人が売上の20%をもらえるか」「ボスが毎日決められた量の麻薬を買うためには、それぞれの売春婦は何人の客をとらなければならないか」などの問題が出題されている。
警察に報告したのは、ジュオン・オタヴィオ・サントス公立高校に通う女子生徒の母親で、宿題を手伝ってと娘から頼まれ、問題を読んだところ驚き、学校に連絡した。
警察によると、教師は問題を出題したことを認めており、21日には校長も警察に出頭し、事情聴取を受けることになっている。
事態を重視したサンパウロ州教育委員会は、責任の所在を調査後、数学教師を解雇した。有罪となった場合、教師は3〜6カ月の実刑判決を受けることになる。
保護者達の意見は事実上分裂しており、クリスチアネ・サントスさんが「何を考えていたのか分からない、もしかしたらそういった仕事をしているのではないか」と述べる一方、イラシ・フェヘイラ・アウヴェスさんは「彼はどこにでもある事に警告しただけ。とても良い教師で生徒の中でも人気がある」と述べた。