ニッケイ新聞 2011年2月22日付け
統合を進める沖縄県人会と沖縄文化センター。20日の総会では残る法的な手続きを進めるため、評議員会から崎間達雄第3副会長、与那嶺ルーベンス前評議員会長が会特別相談役に推薦され、承認された。このほかサントアンドレー支部からは、本部の年中行事を見直す必要があるとして改革委員会を設置することを提案。統合後の行事整理が不十分なこと、支部や芸能団体などの行事と重複すること、行事にかたよって他の企画遂行が疎かになっているというのが理由だ。さらに、全伯規模の「沖縄まつり」を開催することも検討を求めている。提案を受け、理事会、事務局などの役員、支部、関係団体による委員会が来年の総会に向けて協議することが決まった。他の県人会ではなかなか見られない悩みか。
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米空軍嘉手納基地所属の1等軍曹(30)が沖縄県北谷町の自宅アパートで殺害された事件で、同県警が16日、日系ブラジル人三世の妻(32)を殺人容疑で逮捕した。共同通信が報じている。米軍当局が身柄を拘束している別の米兵と殺害を共謀した疑い。現在県警が動機や経緯などを調べているが、県警によると、「間違っている」と容疑を否認しているという。日米地位協定では、米軍人の家族に関しては日本側が捜査するが、事件によっては地検が裁判権を放棄し、米側に身柄を移送する場合もある。