ニッケイ新聞 2011年2月24日付け
聖美会の創立メンバーで1998年に亡くなるまで描きつづけた画家、桧垣肇さん(はじめ、享年90)の作品展が今月23日から喫茶コーヒー(サンパウロ市グロリア街326番地下)で始まった。3月22日までで月曜定休。
愛知県出身の桧垣さんは東京で絵を学び、29年に来伯。カフェザールで働いた後、サンパウロ市の美術学校に通って絵を学んだ。日系画家の先駆者の集まりだった聖美会の創立メンバーの一人で、国際美術展ビエンナーレの第1回展(1951年)にも出品している。
昔のサンパウロ市などの町並みを描いた具象の風景画、特に落ち着いた教会の佇まいを描写した作品が多く展示されている。