ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 教師の最低賃金決まる=連邦資金提供の規則の緩和も

教師の最低賃金決まる=連邦資金提供の規則の緩和も

ニッケイ新聞 2011年2月26日付け

 フェルナンド・ハダジ文部大臣が24日、公立学校の教師らの新しい最低賃金を発表と同日付エスタード紙が報じた。
 週40時間の授業を行っている高校過程の教師の最低賃金は、2010年採用の1024・67レアルから15・84%増の1187・97レアル、週20時間の授業を行う教師の最低賃金は593・98レアルとなった。
 また、政府は最低賃金を支払えない自治体への連邦資金の提供のため、規則の緩和を発表した。9州1750市では、教師らの最低賃金を払えない状態でいる。
 教師の最低賃金が上がる一方、20万8千人の公立学校の教師が卒業証書を持っていないことを19日付アゴーラ紙が報じた。
 特に酷いのはバイア州で、9万6500人の教師の内50・8%は大学を終えていない。
 サンパウロ州は最も良く、23万8667人の教師の内、大学を出ていない教師は2・25%。