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中銀職員RSでひき逃げ=正当防衛の主張にサンパウロ市ではデモ

ニッケイ新聞 2011年3月2日付け

 2月25日、リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレで、自転車愛好家ら16人を撥ね、救助もせず逃亡した運転手が28日警察へ出頭、リンチされると恐れたための行動と供述していると、3月1日付フォーリャ紙が報じた。
 2月25日(金)に起きた事件は、午後7時10分頃、中銀職員のリカルド・ネイス氏が、サイクリングを楽しんでいた130人の列に車で突っ込み、16人にケガをさせたというもの。
 携帯電話で撮影された動画には、加速する車(黒色のGolf)と、衝突後、宙を舞う自転車や叫び声、逃げるネイス氏の車が確認できる。
 彼は、自転車愛好家たちの列に突っ込んだのは自分自身を守るための正当防衛だと主張。車の中には15歳になる息子も同行していた。
 ネイス氏によると、サイクリング中の一部の人たちと摩擦が生じ、車を何度も強くたたかれたと話しており、「恐怖を感じ混乱した、早くあの場所から逃げたかった」と述べている。
 彼の言い訳は多くの人たちからの反発を招いており、1番最初に撥ねられ、左腕を骨折、右肩に切り傷、頭にも縫合するほどの傷を負ったリカルド・マッテス・アンブスさん(23)は、「意図的だった。私達は平和を願っている団体なのに、暴力を振るうわけが無い」とツイッターで述べている。
 全国各地の自転車愛好家たちは、抗議行動を約束。サンパウロ市では2月28日夜、何十人ものサイクリスト(自転車乗り)がパウリスタ大通りに自転車を並べ、そこに横たわって抗議運動を行った。

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