ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

電子系統のみの銀行口座=サービス手数料徴収を免除

ニッケイ新聞 2011年3月3日付け

 1日から預金者に、電子系統のみを介した銀行口座を持つ選択肢が増えたと、同日付エスタード紙が報じた。
 各銀行は3月1日から、インターネットや現金自動預け払い機(ATM)、携帯電話でお金の送金や振込みといった電子的手段によってのみお金を動かすことができる口座を顧客に提供。この口座利用者は、口座維持のための手数料の徴収免除という特権を受ける。
 ただし、銀行は新規顧客へ対し登録料を請求することができ、請求するか否かは、銀行によって判断が異なる。
 顧客が小窓や電話など人を使うサービスを利用した場合、手数料免除の特権を無くしてしまい、手数料を払わなければならない。中銀によると、電子系統が動いていなかった場合は、電話によるサービスの手数料を請求してはいけない。
 この制度は2010年11月の国家通貨審議会(CMN)で承認されており、「この制度は、すべてのクラスの人が金融サービスへの取り込みを促進するために設立された」と中銀は報告書で説明している。
 またCMNは預金者からの許可無しでクレジットカードを送ることを禁止。口座開設の際、サービスの説明やカードのキャンセルについての契約書をきちんと送ることを定めた。銀行は、預金者が要請した場合、分割の支払いが残っていてもカードのキャンセルに応じなければならない。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button