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〃ブラジルの杉原千畝〃逝く=102歳のアラシー女史

ニッケイ新聞 2011年3月5日付け

 「グランデ・セルトン」などの作品で知られる作家ジョアン・ギマラエンス・ローザ氏の未亡人で、ドイツ在住のユダヤ人の命を救った事でも知られるアラシー・モエビウス・デ・カルヴァーリョ・G・ローザ女史が、老衰のため3日に死亡したと4日付伯字紙が報じた。
 第2次世界大戦中、ドイツのハンブルクにあったブラジル領事館の旅券班主任だったアラシー女史は、1938年にブラジルがユダヤ人の入国を制限した事を知りつつ、ナチス・ドイツによる虐待を逃れるためにビザ取得を願うユダヤ人にビザを発給し続けた事で知られる女性だ。
 アラシー女史によるビザ発給は1942年にドイツとの国交が断絶されるまで続き、イスラエルにあるホロコースト記念館の「正しき者達の庭」に彼女の名前が刻まれた他、米国ワシントンのホロコースト記念館でも顕彰されている。
 夫のギマラエンス・ローザ氏の作品はみな、彼女との結婚後約30年の間に書かれている。

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