ニッケイ新聞 2011年3月8日付け
年が明けても、カーニバルが終わるまでは何事も始まらないといわれるブラジル。どの新聞もカーニバル関連記事で溢れ、テレビでも、普段笑顔を見せないアナウンサーが、カーニバルの様子を伝える時は笑顔を見せる。サンパウロ市のスペシャルグループでは、2月末の大雨で山車に被害が出たペロラ・ネグラが無事行進と思ったら、別のチームの山車が壊れるハプニング。6日のリオ市スペシャルグループのパレードでは、2月の火災で山車や衣装焼失し、無事参加できればある意味勝利といわれたポルタウが、フラメンゴのロナウジーニョ・ガウッショらの参加も得て行進を完遂。リオ市のスペシャルグループ四つは軍警平和駐留部隊(UPP)設置後初めての参加とか、15年前にサンパウロ州グアルーリョス市で起きた事故で死亡したバンド〃マモーナス・アサシーナス〃がリオのアセッソグループの題材になど、カーニバル関連のニュースは引きもきらず。
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本日8日は「国際婦人デー」—。1975年に国連が決めた記念日で、現在は国連事務総長が女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう加盟国に呼びかける日とされている。6日付エスタード紙は「国際婦人デー」顕彰として、従来は男性の職場と見られていた職場で活躍する女性5人を紹介しているが、各自の持ち味や違いを認め、補い合えば、皆が活かされる環境が出来る?