サンパウロ市サンバチーム＝ＶａｉＶａｉ今度はＮＹへ＝交響楽団と一緒にサンバ演奏

ニッケイ新聞　２０１１年３月１５日付け

　サンパウロ市カーニバルの優勝チーム『ＶａｉＶａｉ』が米国でフィルハーモニー交響楽団と演奏すると、１３日付アゴーラ紙が報じた。バイオリンの和音を使い、クラシック音楽と巨匠マルチンスの歴史、聴覚障害者の打楽器隊などをカーニバルで披露した同チームが、米国ニューヨークのリンコーン・センターで演奏するもので、世界的な舞台でのサンバの打楽器隊演奏は初めてだ。
　ＶａｉＶａｉの演奏者８人と交響楽団６５人は、９月２１、２５日にフロリダ州とニューヨーク州でコンサートを行い、交響楽団によるバッハとヴィヴァルディ演奏後、打楽器隊がアフリカ仕込みのリズムを刻む。
　古典音楽とサンバ競演は０８年の新年演奏会でベートーヴェンの交響曲第５番を演奏したのが始まりで、ＶａｉＶａｉのダルリー・シルヴァ会長は「ツアーは演奏者達には良い勉強」と述べた。