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東西南北

ニッケイ新聞 2011年3月18日付け

 16日に行われたリベルタドーレス杯第5組のサントス対コロコロ(チリ)戦は、ネイマールとガンソがそろい、前半4分にエラノの40メートル超というロングシュートが決まるなど、好調な滑り出しだったが、その後は、前半26〜41分に立て続けに3点入れられる波乱の展開。後半3分にネイマールが、相手側守備をかわして綺麗なシュートを決めたものの敗北し、同組3位と苦しい位置に。インテルナシオナルとクルゼイロは16日も勝って各組トップを堅持。2組2位のグレミオは17日にペルーのレオンと戦って何位に?
     ◎
 日本に居るグローボ局レポーターが、ブラジルからのデカセギ者達が、大震災被災地に食料品などを届け、歓迎されたと報告した。雪も降る中、水や食料が足りず、電気や暖房もない避難所があるのが実情だが、乗用車5台にマイクロバス、トラックで食料や水、衣類、毛布などを運び込んだブラジル人達は、高速道路を走っていても支援物資を運んでいる人を見なかったと怪訝な顔。「来週には米国からの支援物資を積んだ船も届くって言うし」などの声を聞き、自発的な支援を行った参加者からは、「腹がへってる人に必要なのは今食べる物。明日着いたって今日の空腹は満たせない」との声も。2010年のチリ地震の時には、わずかでもと食料などを持ち寄る人が道に溢れたというが、この辺も文化の違い?