ブラジル国内ニュース
ニッケイ新聞 2011年3月22日付け
ダッタフォーリャが15、16日に行った支持率調査で、ジウマ大統領は良い/最良と評価した人は47%に上り、第1期政権開始直後では過去最良と21日付フォーリャ紙が報じた。
国民的な人気の高さで知られたルーラ前大統領の第1期政権開始直後の支持率は43%、第2期政権開始直後でも48%だった事と2%程度の誤差がある事を考えれば、ジウマ大統領への評価は第2期のルーラ前大統領並みといえる。
同調査での普通34%も第2期のルーラ前大統領の37%とほぼ同率。悪い/最悪は7%、わからないは12%で、第2期のルーラ前大統領の14%と1%やや異なる。
ジウマ政権で評価された項目は教育10%、貧困対策7%、経済6%、失業対策と保健衛生各5%だが、評価が低い項目にも保健衛生が19%の高率で並ぶ。低評価の項目は、以下、治安対策9%、教育6%、失業対策と賃金各5%。
今後についての期待も良い/最良が78%と過去最高を記録したジウマ大統領だが、今後の課題にはインフレ対策やデング熱などの保健衛生対策と汚職、治安などへの取組みが挙げられている。