ニッケイ新聞 2011年3月24日付け
サンパウロ市地下鉄4号線(黄色)ブタンタン駅が28日から開業となる。20日付フォーリャ紙によれば、営業時間は8時から15時で、当面は短縮営業となる。
プラットホームは地下51メートルの深さにあるブタンタン駅の開業については、ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事も22日に言及しているが、サンパウロ州政府としては、ブタンタン駅に続き、ピニェイロス駅も4月中に開業させ、6月までに通常の時間内の営業にもって行くのが目標。
ブタンタン駅開業に伴い、同駅とサンパウロ総合大学間ならびに同駅とルス駅間のバス路線も運行開始となる予定だ。
サンパウロ市では、地下鉄の駅開設などの度に、周辺の土地や家屋の値上がりが起きるが、ブタンタン駅の場合も、周辺での不動産ブームが起きている。
駅を利用したショッピングセンター開業など、話題の多い地下鉄だが、22日付フォーリャ紙によれば、東西に走る3号線(赤)では、古くなった車両にブレーキの改良や新しい表示板搭載などの化粧直しをして、あと40年使えるとの保証付で再登場させるという。