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ブラジル=先進国より早く高齢化=満65歳以上の人口増加=2050年には6千万人へ

ニッケイ新聞 2011年4月8日付け

 6日に国際復興開発銀行(Bird)が提出した報告書によると、ブラジルは先進国よりも早く高齢化が進んでいると6日付エスタード紙サイトが報じた。
 同報告によると、先進国は豊かになってから高齢化が始まったが、ブラジルを含む新興国は豊かになる前に高齢化し始めている。例えば、フランスは65歳以上の高齢者が人口の7%から14%に増えるのに100年かかったが、ブラジルでは同じプロセスが2011年から2031年の20年間で起きるという。
 『年を取ったブラジルで年を取る』という文章では、ブラジルの高齢者人口の増加に対して警告しており、現在の労働人口の11%を占めている高齢者の数が2050年までには49%まで増加する。20年代半ばには労働人口が減り始め、人口増加は高齢者が増えると同義になる。
 今後40年のブラジルの人口は年0・3%の増加が予想されているが、高齢者人口はその12倍の3・2%増えるとみられている。よって、1950年には全人口の4・9%のみだった高齢者人口は、2050年には6倍の29・7%に達すると推測されている。
 これは現在の日本の高齢者人口比率30%(世界最高)に近く、ヨーロッパ諸国の平均24%を超えている。人数で表すと、1950年に260万人だった高齢者の数が、2050年には6400万人まで増えると考えられている。
 この人口の変化が、経済成長や教育、健康、社会福祉面に大きな影響を及ぼすことは必至で、ブラジルでも年金支給開始年齢の引き上げなどが真剣に検討されている。

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