ニッケイ新聞 2011年4月9日付け
この度の東北地方太平洋沖巨大地震と大津波が、母県宮城そして隣県岩手、福島の沿岸都市に壊滅的な打撃と未曾有の災害をもたらした悲惨なニュースが、当地アマゾンでも連日連夜、衛星TVと現地TVで報道されており、私達県人は、肉親、親戚、友人の安否を気遣いながらその映像から目が離せず故郷の変わり果てた無残な姿を見るにつけ悲嘆にくれています。
3月半ばとはいえ、真冬に戻ったような厳しい寒さの中、離れ離れの肉親、御兄弟の安否に思いをはせながらもお互いに励まし、力づけ合って不自由な避難生活を送られている多くの被災者の方々の真摯な御心情に心を打たれました。
必死に生活されておられる皆様方に、アマゾンより声を大にして激励と声援をお送りいたします。ガンバッテ下さい!
また、知事さまをはじめ行政に携わる皆様には、災害対策本部の中心となって昼夜を問わずに被災者の救済事業に心血を注ぎ、献身的な努力をされておられるお姿に心よりの敬意を表します。
今後、被害、災害の実態が明らかになるにつれまだまだ増えるであろう犠牲者の方々の御冥福を衷心よりお祈り申し上げるとともに、御遺族や避難所で不便な生活をされている方々をはじめ多くの被災者の皆様に心よりのお見舞いを申し上げ、合わせて一日も早い復興を地球の裏、アマゾンより祈念申し上げます。
末筆ではありますが、当地では汎アマゾニア日伯協会、トメアスー文化協会の日系団体等を中心に貧者の一灯ではありますが、復興義捐金を広く募金中であることを付記してお見舞いの御挨拶と致します。