インフレ対策=IOF引上げで分割額増=年間1・5%から3%へ=国外では前払いクレジットがお得
ニッケイ新聞 2011年4月13日付け
IOF(金融取引税)の引き上げによって、9日以降に個人融資を使用する人やローンを組む消費者の返済額はより高くなると、同日付アゴーラ紙が報じた。
IOFとは融資やローンなどにかかる税金。政府はインフレを抑える対策の一環として消費者向けIOFを年1・5%から年3%に引き上げた。
分割での返済額が大きくはね上がることはないだろうが、融資などを利用する際、消費者は、今後支払うことになる総額での差に注意が必要。
例えば、4万レアルの乗用車を買い、5年間で支払うローンを組んだ場合、毎月支払う額は17・24レアル高くなり、最終的に支払う総額はIOFの引き上げ前と比べると、1034レアル高くなる。
今回のIFO引き上げは、融資などを対象にしたものだが、財務省によると住宅金融はIFOを含んでないため対象外。
また、11日付同紙では、ブラジル国外でのクレジットカードの利用もIFOが引き上げられたため、高値のIFOの支払いを回避するための代替手段を紹介しており、プリペイド(前払い)のデビットカードやトラベラーズチェックの利用を推薦している。
これらの前払い手法を使った場合のIOF課税率は0・38%で、2・38%から6・38%に引き上げられたクレジットカードと大きな差がある。
前払いの手法を使った場合、IOF以外にも、利用期限がない、好きな金額をクレジットすることができるといった長所があり、為替レートは購入時または前払い時のものが適用される。
国外で1千レアルの買い物をした場合、一般的なクレジットカードを使用すると、総額1063・80レアル支払うことになるが、プリペイドのデビットカードやトラベラーズチェックを利用すると、1003・80レアルとお得。
プリペイドのデビットカードやトラベラーズチェックは、銀行窓口で申請すれば発行される。