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サンパウロ州クーニャ=姉妹殺害の容疑者逮捕=言葉の暴力に力で報復

ニッケイ新聞 2011年4月13日付け

 サンパウロ州内陸部クーニャ市で3月23日から行方不明となっていた姉妹二人が、同月28日に遺体となって発見された事件で、警察が行方を追っていたアナニアス・ドス・サントス容疑者が11日未明に逮捕された。
 12日付伯字紙によれば、サントス容疑者は、ジョゼリー・オリヴェイラさん(16)とジュリアナ・ヴァニアさん(15)殺害を認め、犯行に使われた銃を埋めた場所にも同行。報道陣からの質問には、後悔していると答え、両親に詫びる言葉を言い置いてから留置所に向かった。
 本人の供述によると、姉妹達から「汚い、田舎者、臭い、醜い」などと言われて立腹し、1週間前に犯行を計画。殺害は誘拐当日の内に行われたというが、警察は犯行が単独で行われたとの供述には疑問が残るとして捜査を継続している。
 容疑者は、2009年の復活祭前に刑務所から仮出所した後に逃亡した人物で、捜査線上に同容疑者の名前が挙がった頃から、仮出所の是非見直しの声も再燃していた。