ニッケイ新聞 2011年4月14日付け
16日〜17日に開催される第7回『ヴィラーダ・クルトゥラル』(文化の夜更かし)は、サンパウロ市のセントロ中心に24時間にわたるプログラムが組まれており、市内の様々な場所で1千以上の無料のアトラクションが用意されていると、サンパウロ市役所サイトが紹介している。
『ヴィラーダ・クルトゥラル』は、サンパウロ市文化局と社会商業サービス(SESC)、サンパウロ州文化局、市の重要な文化機関の協力のもと、16日午後6時から開催される。
プログラムの中心は今回も音楽イベントで、国内外から様々なジャンルのアーティストが招待されている。ブラジルのアーティストではリタ・リー(Rita・Lee)など、国外からはメキシコ人のアルマンド・マンザネロなどが参加してコンサートを行う。
セントロでは、パステルや焼きそば、タピオカやサトウキビ汁、揚げ物やバーベキューなどのテントも張られ、イベント開催中に軽食を取ることができる。
第7回目となる今回のイベントは、オランダやメキシコ、スペインやアルゼンチン、イタリアからのパートナーシップも得ており、劇や映画などの各種プログラムがSesc、博物館なども含む諸施設で展開される。
街中に設置されるスタンドアップコメディーの舞台や、ブラジル人とメキシコ人の格闘家たちによるルッタ・リーブレの試合は、今回初のアトラクションの一つだ。
また、今回のイベントでは、同時に踊るカップルの数や同時に演奏するドラマー(ドラム演奏者)の数など、様々な新記録樹立にも挑戦する。参加希望者は、サンパウロ市役所サイトで申し込みが出来る。
2010年に初めて登場し、参加者からも好評だったコスプレやRPG(ロールプレイングゲーム)プレーヤーのための専用スペースは、今年も確保されている。
各イベントの参加アーティストや場所、時間割などは、市内の各所にある80の掲示板やサイトwww.viradacultural.orgで確認することができる。
市役所はイベントのため、1千の公衆トイレや4900のゴミ箱を増設し、900人の警備員を配置する。地下鉄は24時間運行される。