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義捐金集めの慈善展示会=画家51人、工芸家35人

ニッケイ新聞 2011年4月16日付け

 東日本大震災の義捐金を集める事を目的に、ブラジル日本文化福祉協会の美術委員会と工芸委員会の共催で15〜17日の3日間、同ビル内のブラジル日系美術館で絵画・工芸作品の慈善展示会が開催されている。週末は午前10時〜午後6時まで。
 来社した小田エルザ美術委員長によれば、有名な大竹富江さん、豊田豊さん、故桧垣肇さんら51人が絵画作品を提供している。また古賀マサコ工芸委員長によれば中谷哲昇さん、鈴木章子さん、仁井樹美さんなどの陶芸家を中心とした35人の工芸作家が協力を申し出たという。
 計200点余の作品はあえて手ごろな値段の小作をそろえている。「家の飾りやプレゼントにぴったりの小さな作品が多く、普段ではあまり手に入れることができない作家の作品が少額で買える。売り上げはすべて義捐金として送りたい」と小田美術委員長は話している。
 今では陶芸の里として有名になったクーニャで初めて登り窯を作った請関敏之さんが制作した、黒色の細薬を使った天目の作品も特別に出品されるという。