ニッケイ新聞 2011年4月19日付け
沖縄ブラジル協会会長の西原篤一氏が10月に開かれる「第5回世界のウチナーンチュ大会」への参加呼びかけなどのためブラジルを訪れ、沖縄県人会の与儀昭雄前会長と12日に本紙を訪れた。
在那覇ブラジル名誉領事も務める西原氏は長年ブラジルと沖縄との交流に尽力。08年の県人移民百周年の際も資金面ほか母県から多くの支援を行った。
ウチナーンチュ大会は世界の県系人が5年に一度沖縄で集うイベントで、海外からは約5千人が参加する。今年は10月12日から16日まで開催され、パレードや、学生、青少年、スポーツ、芸能、経済関係の交流行事などが実施される。
今回の大会は東日本大震災による影響が懸念されているが、西原氏は「今まで以上に頑張り、そこから東北を支援し、元気付けられたら」と話す。
ブラジルからはこれまでの4回で計2344人が参加。過去2回は400人程度と減少しているといい、西原氏は「今回は第1回の時(788人)以上の人に来てほしい」と期待を表した。
西原氏は30日まで滞在し、サンパウロ市、近郊はじめ南マ州カンポ・グランデやパラナ州クリチーバ、ロンドリーナなどを訪問する予定。