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ニッケイ新聞 2011年4月19日付け

 援協の理事会選挙では、選挙規則にある候補重複の禁止項目の問題で会議が停滞。あわや流会かとも思われた。評議員からは「立派な定款を最初からないがしろにするのはいかがなものか」との声、一方で「現場の人間としては一日でも早く決まらないと物事が進まない」と実施を求める声もあり、最終的には選挙規則は評議員会が決定できるとする定款条項にそって投票へ至った。経験ある人材確保のため重複禁止の項目を外した評議員会の判断は理解できるが、創設後初めての選挙での迷走は少々お粗末か。下本八郎評議員が定款の見直しを要望していたが、新執行部にはこちらの方も期待したいところ。
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 沖縄ブラジル協会会長の西原篤一さんは琉球民謡の作曲も手がけ、ブラジル県人会にも曲を贈っている。今回もウチナーンチュ大会開催記念のCDを製作し持参した。ブラジル関係だけでなく、沖縄県那覇市の教育委員長を務め、現在は沖縄県青少年赤十字男女奉仕団の事務局長として東日本大震災の募金活動などにも携わる。ブラジル県人会でも全支部に声をかけて義捐金を集めているところ。このことを知り、西原さんは「嬉しいこと。帰国したら県民にも伝えたい」と話していた。
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 アマゾンに生息する魚の剥製や昆虫、蝶の標本などを所蔵、マナウス市の観光名所だったアマゾン自然科学博物館(橋本捷治代表)が今年4月2日で休館した。休館の理由は明らかにされておらず、再開の目処は立っていない。1988年の日本移民80周年記念日に礼宮(現秋篠宮)殿下を迎え開館した。目玉だったピラルクー2匹は博物館前の池に放流されるという。