ニッケイ新聞 2011年4月29日付け
東日本大震災の被災地に義捐金を送ることを目的とした文協慈善美術展(美術・工芸委員会共催)が15〜17日に開催された。約400人が訪れ、4万4561レアルが集まった。
当初、出展作品数は約200点だったが、予想を超える来場者があったことから、最終的に絵画119点、工芸作品227点が集まった。そのうち絵画50点、工芸作品140点が売れた。
幅広い年代の来場者らは、「いい作品を安く購入でき、寄付も出来るのは嬉しい」「色々な作品があるから自分に合うものが見つかりそう」と作品を眺め、絵画に見入っていた。
小田エルザ美術委員長は、「作る人と買う人の善意をつなぐ美術展を開催できた。多くの作品を寄付してくれた芸術家の皆さんに感謝したい」と語り、成功を喜んだ。
今回集められた義捐金は25日、小田エルザ美術委員長、芸術家の豊田豊氏から木多喜八郎文協会長へと手渡された。日系5団体でまとめられた後、日本赤十字へと寄付される。