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ニッケイ新聞 2011年4月29日付け

 格安航空券などで知られる日本の旅行代理店「H.I.S.」(本社=東京)は28日、サンパウロ市パウリスタ通りのトップセンタービル内に支店を開くと発表した。112番目の海外拠点で、南米では初出店。ワールドカップや五輪開催を見据え、南米の中心店舗と位置づける。オープンは29日。日本語応対のスタッフを配置し、現地在住者向けの旅行商品販売やツアー受け入れなどの業務にあたるほか、ブラジル進出を目指す企業を対象としたサポートサービスも行なうという。
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 日本で始まるゴールデンウィークを利用し、ボランティア約8000人が東日本大震災の被災地で活動を希望しているとか。ただ、急激な増員で受け入れ態勢が取れず、一時受け入れ中止を決めた自治体もあるよう。本人たちも忸怩たる思いだろうが、休日を返上しボランティアしようとする気持ちは必ず、被災者を元気づけるはず。
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 小田エルザ文協美術委員長によると、今回の慈善美術展には作品を出展した芸術家自身が多く来場したとか。自作の売れ行きが気になるのではなく、他の人の作品を見るため。実は、個展を開催することの多い芸術家にとって、他ジャンルの作品を見る機会は少ないのだそう。